公益社団法人福岡貿易会ベトナム/カンボジア海外経済視察(2)

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      ベトナム 「ホーチミン」の報告

 ベトナムホーチミン市内もかなり暑いです。バイクが縦横無尽に走っています。信号機がないため、道路を横断する時は、特に注意が必要です。

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 まず、「ジェトロベトナムホーチミンオフィス」で、ベトナムの経済や地域の概要、外食サービスの展開に必要な基礎的な事柄を教えていただきました。

 ご存じとは思いますが、ホーチミン市で活躍する外食サービスの日本人経営者は、信頼できるベトナム人パートナートを選び、手を組んでいます。レストラン・カフェ(ホテル内を除く)の路面展開は外資が認められてないのです。しかしながら、外資規制は、WTO公約で20151月以降、制限が原則撤廃されています(いるはずです→やや曖昧です)。ホーチミン市では、未だレストラン・カフェの前例はありません。

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 ベトナム人が経営している和食レストラン「Takahiro Food sushi 北海道 sachi」、日本人経営の「菊の華」、現地のパートナーである「&D マネジメントパートナーズ」の代表者とお会いし、ホーチミン市に出展する場合の問題点など事例を交えたお話をお伺いした後、「ベトナムホーチミン居酒屋しょうきホーチミン店」で、「菊の華」、「炉端ダイニングあん」「ジャックグループ」、「IT経営者」等々の代表者の方々を交えて、意見交換会を行いました。なかなか聞けないお話もお伺いしましたよ。皆さん、お忙しい中ありがとうございました。

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最終日は、イオンベトナム事務所をお伺いし、既に稼働している1号店・2号店の概要とともにベトナムホーチミン3号店の計画についてお伺いしたのち、1号店を視察してきました。IMG_0522IMG_0523

  

  今回の海外視察は,ややハードな視察となり、参加者の方々は、さぞやお疲れであったろうと思います。しかし、それ故,外食サービスを海外展開する上でのノウハウや海外での確かな人脈づくりとなど、ご自身の目で確かめて,先人たちの意見を聞いて、触れて実感できる中身が濃い視察となったと思います。

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ご参加いただいた皆様のベトナム/カンボジアでの海外展開を期待いたします。

 

公益社団法人福岡貿易会ベトナム/カンボジア海外経済視察(1)

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      31日から5間、「福岡貿易会」と「福岡アジアビジネス支援委員会(福岡市)」共同企画による「ベトナム(ホーチミン)/カンボジア(プノンペン)」海外経済視察に行ってきました。

 近年、サービス・外食産業は、海外展開が進んでいます。特に福岡および周辺地域からの進出は多いようです。このため、消費市場として有望な地域であるベトナム・カンボジアにスポットをあて、現地のサービス・外食産業の視察や展開に繋がる情報収集が主な目的です。 

視察には,国内で外食サービスを展開している企業等11名が参加しました。 

 まず カンボジア 「プノンペン」から報告 

 夕方の到着でしたが、気温は、30度を優に超えていて、汗が噴き出てきます。IMG_0343IMG_0365

 プノンペンにある「絆ストーリー」(=「HUGS」/「プノンペン和僑会」代表が手がける日本人街)にある「はかた食道にゃむ」や「HUGS」代表のオフィス,20146月にOPENした「イオンモールプノンペン」、「ワタミカンボジア」で、カンボジアの現状、出店にいたるまでの経緯や食材の調達先、ご苦労された事例など貴重なお話をお伺いしました。IMG_0422IMG_0353IMG_0348

 カンボジアは,外資100%で法人設立が可能で、資金送金の制限がありません。まだ国力が弱いため,当分の間、外資規制が強化される見込みは少ないようです。国民の平均年令は,30歳以下で親日家が多く,USドルが使用できます。今後のインフラの整備等より、持続的成長も期待できると思われます。

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 ポル・ポト政権下にて、原始共産制の実現を目指すクメール・ルージュの政策の下、思想改造の名の下で多くの知識人が虐殺された過去を持つカンボジアですが、多くの若者が、親を失っているため、子供のまま大人になったような気質の若者が多いとのことでした(親から叱られた経験が少ないという意味です)。

街には、トゥクトゥクやバイクと一緒に日本車が走ってます。時折、高級車もすれ違います。

お話をお聞かせいただきました皆さん、ありがとうございました。

 

絆ストリート

 

http://kizuna.konkhmer.info/d2015-02.html